「暖める」と「温める」の違い
ポイント
- 「暖める」=温度を上げる。「温める」=冷たさをやわらげる。
- 「暖める」=空気(気温・室温)。「温める」=それ以外。
- 「暖める」=寒いの反対。「温める」=冷たいの反対。
- 「暖める」=体全体で感じる。「温める」=体の一部で感じる。
解説
「暖める」と「温める」もよく混同されますが、ほとんどの辞書さいとでも同じものとして扱っています。
つまり、どちらを使っても間違いではないということになりますが、一般的には使い分けがなされています。
まず、元の温度で使い分ける方法です。
元が冷たければ「温める」、冷たくないもしくは関係ない場合「暖める」と区別します。
次に「あたためる」対象物で区別する方法です。
「暖める」は、気温・室温など、空気が関係する場合にのみ用い、それ以外は「温かい」を用います。
「心」や「友情」といった実態のないものや抽象的なものにも「温める」を使います。
また、NHKでは反対語である「寒い」「冷たい」のどちらが当てはまるかや、体の一部で感じる場合は「温かい」、体全体で感じる場合「暖かい」といった点を目安にしているようです。
参照元
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1447727184
http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/term/029.html
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