「熱中症」と「日射病」と「熱射病」の違い
ポイント
解説
夏になるとよく耳にするのが「熱中症」。でも、少し前までは「日射病」と言っていたような気がする方も多いのではないでしょうか?
また「熱射病」という似た言葉も出てきます。この「熱中症」「日射病」「熱射病」の違いを整理してみました。
まず、「熱中症」は、高温が原因で起きる症状の総称となります。
簡単に言うと、「日射病」も「熱射病」も、その中の症状の1つとなります。
「熱中症」は、症状などから「熱疲労」「熱けいれん」「熱失神」「熱射病」の4つに分類されます。
「熱射病」はこの中で最も重度のもので、汗をかかない状態になり、体温も39度を超えてしまい、意識障害をともないます。
極めて危険な状態ですので、救急車を手配する必要もあります。
「日射病」は、この中の「熱失神」のことを指す医師もいるようですが、一般的にはこれらの「熱中症」の症状にかかわらず、直射日光を浴び過ぎたことが原因のものを指します。
ひと昔前までは、どちらかと言うと「日射病」がよく使われていましたが、近年のヒートアイランド現象などにより室内でも「熱中症」の危険性が高くなっています。
お年寄りが夏でもエアコンを使わず「熱中症」で倒れるケースなどもよく耳にします。
このような場合、「日射病」は当てはまりませんし、注意喚起する場合でも「日射病」より「熱中症」がより幅を持たせることができます。
このような背景から最近では「熱中症」が使われているようです。
参照元
熱中症・熱射病・日射病|牛久市の内科・循環器科 さくら台土肥クリニック 糖尿病 生活習慣病 特定健診 健康診断 足のむくみ
熱中症・熱射病・日射病について 三鷹駅 徒歩5分 内科 みたかヘルスケアクリニック
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