「痛む」と「傷む」の違い
ポイント
解説
使い分けに悩む漢字の1つに「痛む」と「傷む」があります。
特にケガをした場合「損傷」「負傷」などという言葉があるため、どちらを使っていいのか悩む場合があります。
この「痛む」と「傷む」の違いと使い分けのポイントを整理してみます。
まず、1つ目のポイントは、苦痛があるかどうかという点です。
ケガや病気に伴う痛みや苦しみは当然「痛む」になりますが、食品は腐ったりモノは傷ついた場合はそれ自体には苦痛はありませんので「傷む」になります。
2つ目のポイントは、主観的か客観的かという点です。
ケガや病気でどこかが痛い場合、どの位痛いのか、本当に痛いのか、本人にしか分かりません。心が傷ついて「痛む」場合などは特に本人にしか分かりません。
一方、食品が傷んだり、建物が傷んだ場合、それは誰が見ても傷んでいると判断することができます。
3つ目のポイントは、人の身体かそれ以外のモノかどうかという点です。
最も悩むケースが「膝をいためる」「肩をいためる」という場合です。
この場合は人の身体ですので、仮に痛みがなくても「痛む」となるのが正しいようです。
整理するとこのようになります。
去年痛めた肩が痛む(人の身体なのでどちらも「痛む」)
食品を傷めてしまい心が痛む(食品はモノなので「傷む」、心は主観的なので「痛む」)
参照元
傷む-痛むの違いについて – 日本語 解決済 教えて!goo
「痛む」と「傷む」の違いとは?頭にはどっちを使う? 役立つ・ためになる知っ得袋!
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